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2014年07月02日

●ちょっとスマートなテレビ考


 いろいろと世界のテレビ事情を載せていますが、ちょっとここでおさらい的に考えてみませんか?

  電波も通信も国際標準規格というものが根底にあります。例えばWi-Fi。世界中何処に居ても繋がりますね。これはIEEE(米国電気電子学会)が策定している国際標準規格だからです。ではインターネットはどうでしょう?世界中何処に居ても見られますよね。 これもHTML(HyperText Markup Language)という世界標準言語でやり取りしているからです。これはW3C(World Wide Web Consortium)が標準策定を行っています。あっ気づきました?www.は普段何気なく使っていませんか?まさしくそれなのです。その5世代目に当たるのがHTML5になります。今度はウェブブラウザー経由でサーバー上のアプリを動かそうとしています。クラウド型アプリとでも言いましょうか。もう手元のPCやデバイスにアプリをインストールする必要は殆ど無くなります。アプリやOSのアップデートもめったに必要ありません。凄い技術ですね。2014年までの正式勧告を目指して策定が行われています。そのテレビ版が世界に先駆け国際標準規格に向けオールジャパンで策定に取り組んでいるのです。併せて放送サービスでもHTML5で表示できるHybridcast方式の国際標準化を目指しています。でもそれが普及するまでにはまだしばらく時間が必要です。例えるならば、じっくり作り込んだ高級車を長く乗るタイプでしょうか。皆さんはそれまで待てる人ですか?

 一方、モバイルではAndroid、iOSの2強に加えWindows Phone8、Firefox OSが世界普及を目論んでいます。余りにも身近になって皆さんもすっかり使い慣れていますよね。このモバイル用OSでテレビを作ってしまおうという動きが今起きているのです。どうですか?使い慣れてる方が普及するんじゃないかって思うでしょうね。でもアップデートは必要ですよ。OSが古くなれば買い換えまでも必要になります。こちらは量産型ファミリーカーを買い換えて乗るタイプでしょうか。どちらにしても甲乙付けがたいですね!

 メーカーも直ぐにでも利益が出なければやがて破綻してしまいます。有機ELパネル開発も同様なのでしょうね。基礎研究は非常に重要ですが企業にとっては重荷になる場合も多々あると思います。今のSTAP現象みたい。もし本当だったら大当たり、でも先は見えない。以前から日本の悪い風習は基礎研究に投資しない事だと言われていました。さて、将来の利益を取るか?目先の利益を取るか?いま普及している数の論理からすると後者かも知れませんね。果たして皆さんはどちら派ですか??


 本音を言うと何で動いているかなんて関係なくテレビはやっぱりリラックスして見たいものですね。パソコンじゃ無いのですから....つぶやきすらも忘れて (^з^)

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