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2007年02月04日

●節分から立春

節分とは、文字どおり季節の分かれ目のこと。
立春、立夏、立秋、立冬のそれぞれ前日を言ったが、
今はもっぱら立春の前日のみを指す。
この日は大寒から十五日目にあたるので、つまり冬の最終日。
そこで、邪気を払って春を清々しく迎えようと、
鬼やらい(追儺(ついな))の風習が生まれた。

疫病や災いを鬼に見立てて追っ払うわけで、玄関に鰯の頭や柊(ひいらぎ)を差すのは、
臭いと棘で鬼を退散させようという目論み。
鬼やらいのハイライトは、豆まき。
「鬼は外、福は内」と豆をまくのが、一家の主の役目であった。
今では家庭で “お父さん鬼” に豆をまいたりして…お気の毒
豆まき後は、年齢と同じ数だけ「達者(まめ)になるように」と祈りつつ、豆を食べる。

太巻きずしを節分の晩に恵方を向いて丸ごと食べるという風習もあるそうだが、
私の地域ではあまり見かけない。

そして立春。
長い冬の北国にも、ようやく春の訪れを感じさせる季節を迎える。

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